レーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニ芸術監督振付家の森優貴さんより応援メッセージです!

ドイツ・さんより、ダンサー育成プロジェクトの応援メッセージをいただきました!

ありがとうございます!





舞台芸術の中でも舞踊芸術は他の物と比べより一層、時間を必要とし、継続性のある集団生活での研磨を可能とする場所を必要とし、個人の忍耐と情熱を必要とし、訓練された強い健康な身体を必要とし、個々の人間性を見極め真っ直ぐの精神で舵を取れるリーダーを必要とし、総合的舞台芸術として全ての表現要素を1つのラインに乗せ創造していく人物を必要とする。

振付家が率いる舞踊芸術は、全てが無から生まれる「誕生」の繰り返しであり、何も無かった所に「世界」が生まれるからこそ、唯一人々の生活感覚に直接的訴えかけれる力を持ち、表現者の日々の限りない研磨の繰り返しで生まれる「質」があるからこそ言語が存在しなくても人々の心に直接訴えかけ、心を動かせ、人々の視野を無限大に広げることができます。

このような集合体が存在することは欧州の舞台芸術機関や劇場機関では当たり前の定義であり、理想ではありません。それは社会が舞台芸術を必要と認めているからです。 舞台芸術が社会性にも貢献することができ、人々を救えると、時代が変わっても舞台芸術は人間の暮らしに必要だと認めているからです。


残念ながら日本では「理想」で定着したまま。 あるべき環境に追いつけることもないまま次々時代が過ぎ、平成が終わり新しい時代が幕を開けました。

そんな中、このようなプロジェクトをスタートさせたダンスマルシェ主催の池上直子氏をはじめ賛同協力されている全ての方々、そして集まった才能溢れるダンサー達、私個人的なヨーロッパ公立劇場芸術監督の立場からですが、感謝であり大きな敬意であります。

当たり前のことが成り立たない土壌で「理想」を可能にしていくエネルギーは大きな「衝撃」となり人々を感動させること確信しています。


あえて「これからの希望」とは言いません。 「衝撃」です。


1人の個人が民間での活動でしかやり遂げれない環境の貧しさに情けないと思うことへ嘘はつけません。 芸術は買うものではありません。創るものです。育てるものです。

そうして次の世代がまた次の世代に舞台芸術の重要さを伝えていくこと、そして舞台芸術を創るための表現者を育成していくことが、どれだけ大切なことで大きな意味を持つことなのか、今回限りでなく次に継続される事を強く願います。 いや、継続していく事でしょう。

1人でも多くの方がこのプロジェクトの可能性と必要性を認識し、大きな感動に包まれますよう!

池上直子氏の新作「カルメン」そして再演作「ジュルジュサンドの手紙」のダブルビルとして「愛と自由と孤独」を愛した異なる女性を描いた舞台「Destiny」。 心から応援させていただきます。




ドイツ・レーゲンスブルグ歌劇場ダンスカンパニー芸術監督振付家 森優貴





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森優貴 プロフィール 1978年生まれ。 貞松・浜田バレエ団を経て 1997年にハンブルク・バレエ・スクールへ留学。 1998〜2001年 ニュルンベルク・バレエ団、 2001〜2012年 師シュテファン・トス率いるトス・タンツカンパニーに在籍し、数多の作品で主役を務めるほか振付家しても作品を多数発表。 2005年第19回ハノーファー国際振付コンクールにて観客賞と批評家賞を同時受賞。 2007年平成 19年度文化庁芸術祭新人賞受賞。 2008年「週刊オン★ステージ新聞」新人ベスト1振付家に選ばれる。 2010年9月ドイツ・レーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニー(Theater Regensburg Tanz)芸術監督に就任。日本人初の欧州の公立劇場舞踊部門における芸術監督となる。 就任後、次々に新作を発表。ストラヴィンスキー「春の祭典」、ラヴェル「ボレロ」、 「ベルナルドアルバの家」などの大作を発表するとともに、 ダンスサスペンス「The House」新改訂版「ドン・キホーテ」などの完全オリジナル作品や、ダンスオペラ「恐るべき子供たち」などダンスのみならずジャンル を超えた演出振付作品を手がけ、就任後ドイツ舞台芸術総合誌「DIE DEUTSCHE BÜHNE」の表紙カバーを飾るなどドイツ国内外の芸術機関、芸術メディアから「緻密で繊細な演出と構成力を強みとし音楽性豊かにダンス作品を生み出す、日本人振付家が率いる今最も注目するべきダンスカンパニー」と評価される。 2012年12月、平成24年度兵庫県芸術奨励賞受賞。 2014年8月には東京セルリアン能楽堂「伝統と創造シリーズ」第7回公演で能とダンスとオペラの融合劇「オセロー&オテロ」構成演出振付を担当し自らもオセロー役で出演、バレエダンサー酒井はな、能から津村禮次郎と再共演。 2016年6月にはハノーファー国際振付コンクール30周年記念審査員。同年11月にはドイツ舞台芸術協会芸術アカデミー賞「der Faust」の振付家/振付作品の部門でダンスサスペンス「The House」が最優秀賞にノミネートされる。 2017年4月、NHKバレエの饗宴で新作「死の島― Die Toteninsel」を発表。 同年8月に神戸と東京で「Macbeth マクベス」全2幕を演出・振付し自らもマクベス役で出演。同年9月に、平成 29年度神戸市文化奨励賞を受賞。 2018年3月マンハイム国立劇場からの招聘で新作「カルメン」全2幕を演出振付。2018年秋にレーゲンスブルグ歌劇場 Theater Regensburg Tanz(レーゲンスブルク劇場ダンスカンパニー)の芸術監督退任を発表し、「振付家森優貴の集大成」と高い評価を得た新作「死と乙女」、そしてラクロ原作「危険な関係」全2幕を発表する

森優貴さんインタビュー記事 http://dancedition.com/post-2811/

撮影:黒須みゆき


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