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竹内春美さんより宝箱の想い


ダンスマルシェ主宰の池上直子さんが、「竹内春美」というダンサー・振付家にフォーカス し、スタジオパフォーマンスをプロデュースしてくれる。初めにお話をいただいたときはかな り尻込みをしましたが、すぐにそれは意欲に変わり、作品のイメージを沸かし始めた自分がい ました。

「ドイツでの 7 年は宝物です」ー 帰国の挨拶で必ず自分の口から出ていた言葉。自分の全て をかけて挑んだ 7 年、結果かけがえのない経験を財産に出来たので、それを「宝物」と表現し た自分。 宝物。宝箱。これじゃないか!

そう思ったらもう、【宝箱】に向かって歩き始めていました。


宝物は色々あるので、小品集になるかなと思いました。 イントロダクション、デュエット、ソロ、ストーリー性ある 20 分作品、エンディング。 この 40 分を、主宰の池上直子さんと、ダンスマルシェのダンサー育成プロジェクトから 3 人 が付いてきてくれることになりました。この 3 人は、出会う前から私のことを知っていてくれ ました。とても動けて、踊りに対してハングリー。彼女たちの一回りほど歳上であり、先に外 を見て帰ってきた身として、何かがシェア出来ると思いました。もちろん、宝箱にある何か を。

プログラムの中の 20 分作品は、「四季」を創ってみることにしました。私自身の四季をたど ってみます。私の四季ですが、観る人それぞれが好きに想像して、好きに解釈して楽しんでい ただきたい作品です。でありながら、私がドイツで深めた能力の一つ、「感情からの動き」を お見せできたら。

宝箱をたくさん開けて創作を進めています。一つではないクリエーション法や、ストーリーの 裏側、表現そのもの、ダンサーにシェアしたいこと。。。 私のコンテンポラリーダンスは、観るにあたって難解なところは無いと思います。シンプルに 音楽と動き、そして心。 どうでしょうか。

スタジオパフォーマンス【宝箱】自体が、私の新しい宝物になる予感がしています。





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