Dance Marché　

2019〜2023年まで続けてきた「ダンサー育成プロジェクト」。
一度立ち止まったこの取り組みを、もう一度再始動しようと思えたのは、過去に関わったダンサーたちの今の活躍が、私の背中を押してくれたからでした。
その存在が、Dance Marché Atelierとして新たに歩き出す決意をくれたのです。

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これまでこのプロジェクトに参加したダンサーたちは、ドイツ・イギリス・カナダ・オランダなどの海外カンパニーやプロジェクトで踊り、国内でも多様な舞台で活躍し、振付家として創作を続けている人もいます。「生き残るのが難しい」と言われるこの世界で、ほぼ全員が今も踊りに関わり続けている。
私と関わった時間は一瞬だったかもしれない。
それでもその一瞬が、彼らの今を支える何かになっていることが、何より嬉しいのです。

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これまでのプロジェクトでは、海外カンパニーのように、毎日のレッスンとリハーサル、本番に向けて踊りに集中できる環境づくりを大切にしてきました。
でも本当は、どんな環境でも“自分で生き抜く意志”こそが問われる。

たとえフリーであれ、カンパニーに所属していようと、目の前の状況の中で、「今の自分のベストの選択」をし続けられるか。それが、好調な時だけでなく、大変な時にこそ試されます。
その選択に、自分で責任と自信を持てるかどうか。

だからこそ、Dance Marché Atelierは“育成”ではなく、実践の場。
Atelier（アトリエ）とは創作の工房。
正解を教わる場所ではなく、踊りながら試し、壊し、また創り直していく。
仲間と対話しながら、自分の踊りと生き方を深めていく場所です。

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そして2025年秋、Dance Marchéは本公演出演のためのもうひとつの入口を開きます。

それが、短期参加型の「アンサンブルダンサー」という選択肢。

「まずは舞台に立ってみたい」
「今の自分の踊りで、作品を踊りたい」
そんな想いを持つ人に向けた、短期集中型の参加です。

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今回は、長期で踊りで生きていく力育てるプロジェクトメンバーの《Atelier》と
短期で挑戦する《アンサンブルダンサー》の
2つの関わり方を同時募集します。

ここがゴールじゃなくていい。
でも、ここで過ごす時間が、あなたのこれからを支える“通過点”になる。

選ぶのはあなたです。
どちらの道も、あなたの踊りを必要としています。

迷ってもいい。
でも、自分の意思で選ぶこと。
自分で選ぶ”ことから、踊りは始まるのだから。

ともに成長していけるダンサーを求めています。
オーディションで、お会いしましょう。

Dance Marché 代表　池上直子